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1月の暦:鏡開き
明けましておめでとうございます。
みなさんは、どんなお正月を過ごされましたか?
私はおせちやお雑煮をたくさん食べて疲れた胃をそろそろ七草粥で労いたいですが(笑)、11日の鏡開きまでは食べ続けようと思います。
鏡開きは、年神様の宿る鏡に見立てた餅を開いて年神様をお見送りしたあと、そのお餅をいただいて一年間の一家の無病息災を願うもの。
刃を向けないように、お餅は手や木槌でお餅を割りますが、「割る」のは縁起が悪いので、「開く」と呼ぶようになったそうです。
我が家でも以前は祖母の家でお餅を作っていて、「大きなお餅を開くのは大変だ」なんて母が言っていたような気がします。今はパックになった鏡餅も多いので、「開く」ことがないかもしれませんが、年神様のご利益はいただきたいですよね。
おしるこ派とぜんざい派
開いた鏡餅で作る、おしるこやお雑煮。
おしることいえば関西出身の私にとっては、こしあんが「おしるこ」で、粒あんが「ぜんざい」。
関東では餅に汁気のあるあんをかけたものを「おしるこ」、汁気の少ない濃いあんをかけたものを「ぜんざい」と呼び、ほかにも細かい呼び名がいろいろあるそうですが、みなさんの地域ではどうですか?
私は断然こしあん派なので、おしるこが好きです。お饅頭もこしあんを選んじゃいます。
そういえば子どもの頃は、学校で冬のマラソン大会があると、走り終わった後に決まって教室でぜんざいを食べたものです。しかも、お椀とお箸を持参して。マラソンはきつかったけれど、疲れた体に甘い物が嬉しくて、そのぜんざいは毎年楽しみだったなあ。
お雑煮は母の味
お正月には欠かせないお雑煮は、地域によって様々です。醤油仕立てのすまし汁にみそ仕立て、お餅の形や具材、使うお味噌や出汁もいろいろで、とても書ききれません。
我が家のお雑煮は、鶏肉に蒲鉾、丸餅を入れて海苔と花がつおを飾ったすまし汁。毎年、母が作ってくれます。私は生まれも育ちも関西ですが、関西のお雑煮は白みそ仕立てだということを大人になってから知り、びっくり! 母のお雑煮以外のお雑煮があるとは想像したこともなかったからです。
地域によって異なり、奥が深いお雑煮。私にとってお雑煮は、大切な母の味のひとつです。
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