江戸時代から続く発酵食品の数々
江戸料理・文化研究家であり、時代小説家でもある車浮代さん。以前ご寄稿いただいた江戸かなと春画についての「女性向け!江戸の艶講座」も大好評だった車さんから、今回教えていただくのは「江戸から学ぶ養生レシピ」。江戸時代から伝わる調理法をもとに、身近な発酵食品を使って家庭でも簡単に作れる、とっておきのレシピがあるそうです。
発酵とは、微生物の働きで食材を体に良いものに変化させること。発酵食品を食べると腸内環境が整い、免疫力が高まるので健康な体をつくることができます。「日本の発酵食品といえば、みそ、しょうゆ、かつお節、酢、納豆、麹、甘酒、日本酒、漬物、焼酎、みりんなどがありますが、それらはすべて江戸時代には生産が開始されていました。江戸時代から続く発酵食品とうまく付き合えば、体はもっと整うことでしょう」と車さん。そんな車さんによる簡単発酵レシピを3回連載でお届けします。
江戸の発酵レシピ 第一弾「米のとぎ汁漬け」
車浮代さんのプロフィール
車 浮代(くるま うきよ)。時代小説家/江戸料理・文化研究家。
江戸時代の料理の研究、再現(1200種類以上)と、江戸文化に関する講演、NHK『チコちゃんに叱られる!』『美の壷』『知恵泉』等のTV出演や、TBSラジオのレギュラーも。著書に『江戸っ子の食養生』(ワニブックスPLUS新書)、『免疫力を高める最強の浅漬け』(マキノ出版)など多数。小説『蔦重の教え』はベストセラーに。西武鉄道「52席の至福 江戸料理トレイン」料理監修。車 浮代オフィシャルサイト:kurumaukiyo.com
最新刊はこちら。『発酵食品でつくるシンプル養生レシピ』(東京書籍)