コロナ禍からペットと暮らすニーズが急増
コロナ禍の自宅待機や自宅勤務によるストレスは世界共通。仲間と会えないストレス、自由に外出できないストレスは、多くのひとり暮らしの女性たちにとって致命的ともいえるほど厳しいものです。会社もリモートで、リアルには誰とも話さずに一日が終わってしまう状況を少しでも明るくしたいというニーズからか、最近アメリカ女性の間で「ベタ」という魚をペットにする人が増えているようです。
Go Women Goの編集部は米シアトルにあるので、この情報を元にさっそく調査開始。スタッフの住む地域のペットショップ5軒に連絡したところ、見つかった「ベタ」はたった3匹のみ。理由は「入荷が間に合わないから」だそうです。人気急上昇の「ベタ」の魅力は何なのでしょうか?
生きている「宝石」ベタの魅力
ベタはその美しさから、生きている宝石という異名を持っています。身体に比例した大きいヒレが特徴で、カラーバリエーションもさまざまな。ヒレが大きく華やかなのはオス。メスは小さめですが、どちらもカラフルで、とても綺麗です。
ベタは魚なのに、あまり泳がないことでも知られています。長すぎるヒレのせいもあるのか、ほとんど動かずに水を漂っている、という感じ。そのため大きな水槽が不要なのです。熱帯魚などを買おうとすると、まずは本格的な水槽を買う必要があり、初期費用が結構かかりますが、ベタの飼育に必要なのは小さな水槽(瓶などでもOK)と水槽用ヒーター(家が寒い場合)のみ。ベタ飼育用の専用水槽も売っているので、それを利用してもよいでしょう。手頃なものなら1800円くらいから購入可能です。
ベタは人懐っこい!でも注意も必要
美しく、飼いやすいベタの最大の魅力は、その「人懐っこさ」です。魚が人懐っこいなんて、ちょっと不思議ですが、この魚、人に懐くような可愛い仕草をするのです。
ベタは人を認識する魚と言われています。水槽に近づいて見つめると、すーっと近寄って来たり、餌をあげようと水の表面に手をかざすと、ジャンプしたりします。こうして何となくコミュニケーションをとってくれるのも人気の秘密。餌をあげるのも、さらに楽しくなりますよね。
ただし、ベタを飼うにはちょっとした注意も必要です。ベタの漢字表記は「闘魚」。つまり、この魚、実はとてもケンカ早いのです。熱帯魚や金魚を飼う場合は、数匹まとめて飼うことが多いですが、ベタは多頭飼育には向きません。ひとつの水槽に1匹が基本です。
また、ベタはなぜかジャンプが得意な魚です。ですから、ベタを飼うときには必ずフタのある水槽を選ぶことが大切です。
ちなみに、ベタの寿命は2年ほど。大切に飼えば、5年くらい生きることもあるようです。生き物を飼うと家を空けにくいものですが、10日ほど留守にするときに使うタブレット状の餌なども出ているので、数日ほど留守をしても問題なし。犬や猫を飼うのはハードルが高いけれど、マンションやアパートでも場所を取らないペットを飼いたいと考えている方は、ベタをファミリーに迎えることを検討されてはいかが?