シングルマザー必見!支援がある街ガイド②

Vo.2  大分県国東市のケース

 長引くコロナ禍で経済的に厳しい状況に追い込まれる女性たちが増える中、思い切って物価が安い地域への移住を考えている方たちへお届けする移住情報の第2弾。今回は「シングルマザーの移住」を応援している大分県国東市のケースを見てみましょう(注:2021年2月に掲載された記事です)。

 九州にある大分県国東市(くにさきし)は、大分県の北東部、国東半島の東に位置し、北は周防灘、東は伊予灘に面しています。半島の中央部には山があるので、海と山の両方が堪能できる自然豊かな土地。瀬戸内海国立公園と国東半島県立自然公園にも指定されています。

 市内には、東京から飛行機で約1時間半で行ける大分空港があります。でも市内に電車の駅はなく、路線バスの運行も少ないそうなので、車を運転できることは必須となりそう。生活の移動手段さえ確保できれば、のびのびと子育てができそうな自然環境です。そんな国東市が謳う支援の内容を見てみましょう。

シングルマザー家族の移住支援の内容とは?

 国東市では、ひとり親家族の移住者には、引っ越し費用を最大30万円まで支援してくれるだけでなく、「市外から移住してきたら、ひとりにつき5万円、1世帯につき上限10万円」という移住奨励金が用意されています。日々の暮らしで最も大きな出費のひとつが住居費ですが、同市では上限は月2万円で最大36カ月(3年間)の家賃補助もしてくれるそう(ただし現在、生活保護を受給している人はこの対象にはなりません)。そして、ひとり親の家庭には保険診療の自己負担分を援助してくれる支援もあります。

 また、すでに移住していて令和元年度から補助申請をしている人には、最大で10万円の「奨励金」も交付しています。ひとり親の大変さは子供たちが独り立ちするまで継続するわけですから、「一過性ではない支援」がある土地は移住を考えるにあたって、かなりのプラス要因になりそうです。

シングルマザー移住のためのオンライン・イベント開催

 移住を考えるためには、現地の生活情報だけでなく、仕事や子供の学校の情報なども出来る限り事前に入手したいもの。まずは無料のオンライン・セミナーなどに参加してみてはいかがでしょう? 近々では来月に国東市の移住に関する無料のオンライン・セミナーがあるようですよ。まずはいろんな情報収集から始めて、何かピンと来たら下見旅行を計画してみるなど、焦らずしっかりとリサーチしてみましょう。

国東市 シングルマザー移住イベント(zoomによるオンライン・イベント)
日時:2021年2月13日(土)午後1時〜3時(日本時間)
参加費:無料
お問い合わせ先:一般社団法人 日本シングルマザー支援協会
申し込み先:https://mailform.mface.jp/frms/rinamanami77/6juhb7q0g49z

シングルマザーの移住を応援してくれる国東市役所、活力創生課
https://www.city.kunisaki.oita.jp/soshiki/shinko

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