こたつ、大好き!
ずいぶんと気温が下がってきましたが、みなさまの冬支度は万全ですか?
私にとっての冬支度といえば、「こたつ」です。近頃は「こたつは場所をとるから」とか、「あると寝てしまうから」とかで家に置かない人が増えていると聞きますが、私はこたつが大好きです。こたつに座椅子をおいてぬくぬく……気持ち良くていつの間にか寝ちゃうこともしばしば。「こたつで寝たら風邪引くよ!」と子どもの頃から叱られていましたが、今でもこたつでうたた寝を繰り返しています。
こたつって、なんと室町時代からあったそうですよ。その頃は囲炉裏の消えかけた炭に灰をかぶせて、その上に足のついた台を置いて布団をかぶせていたとか。時代を経ても、さほど大きく変わらずに現代まで続いているってすごいですよね。私のこたつ愛もさらに膨らみます。
12月の暦:正月事始め
12月13日は「正月事始め」。煤払いや松迎えなど、お正月を迎える準備を始める日とされています。この日は婚礼以外の物事を行うのはすべて吉とされる「鬼宿日(きしゅくにち)」であることから、年神様を迎える準備を始めるのに良い日として「正月事始め」として定着したようです。
煤払いは1年間で溜まった家中の埃を落として清め、正月に年神様をお迎えする準備をすること。そして松迎えは、門松にする松や、お雑煮やおせち料理を作るための薪を山にとりに行くこと。でも、現代の生活様式では山に入って準備する人なんてほとんどいませんよね。
私の正月の準備はいつもギリギリで、大掃除といえるほどきちんと掃除したことないほどです。子どもの頃は、祖母の家で正月用の餅の用意をすることが我が家にとっての正月事始めでした。粉で顔まで真っ白にしながら餅を丸めるのが楽しかったなぁ。新年に着るための服を年末に買いに行くのもすごく楽しみでした。今年は頑張って家の大掃除をしてみようかな。
冬至のかぼちゃと柚子湯
今年の冬至は12月22日。24節気のひとつで1年で最も夜が長い日ですね。
冬至といえば、かぼちゃと柚子湯。かぼちゃは別名「南瓜」。冬至に「ん」がつくものを食べると運がつく運盛りと言われることを知ったのは実は大人になってからですが(笑)、冬至の7種(ななくさ)と呼ばれる「なんきん(かぼちゃ)」「れんこん」「にんじん」「ぎんなん」「きんかん」「かんてん」「うんどん(うどん)」は「ん」が2つもついていて運盛りの野菜なんですって。全部食べられたら、とっても縁起が良さそうですよね!
柚子湯は、運を呼び込む前に厄払いするための禊の風習だとか。柚子は香りが強いので、強い香りには邪気がおこらないという考えからだそうです。柚子湯は血行を促進するので、体が温まって風邪の予防や冷え性の緩和にも効果的だと聞くので、冬至の日だけではもったいない気がします。
元気に冬を乗り越えられるように、今月はたくさんかぼちゃを食べて柚子湯に入ってみようと思います。
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