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雨の日の気分を上げるもの
じめじめと湿った日が続く梅雨の時期は
気分だけでも晴れやかにしたいものですよね。
私にとって雨の日でも気分があがるアイテムは、傘。
「今日も雨か……」と思うより、
「今日は傘の出番!」と思うほうが、ちょっと楽しくなるからです。
初めて自分でちゃんとした傘を買ったのは高校生の頃。
なぜか「自分で選んだ傘がほしい」と思い立って
お小遣いを握りしめて傘の専門店に行ったんです。
想像していたよりも、デザインも色もサイズも素材も選択肢がたくさんあって
お店に1時間くらい居座って悩みぬいた末に1本選んで買いました。
1カ月分のお小遣いと同じくらい高価だったし、
こだわって選んだので大事に大事に使っていたんですが
ある日、どこかに置き忘れてしまって離れ離れに……(涙)。
あれから何本も傘を買っていますが、
雨が降っていないときの持ち運びには特に気をつけています。
皆さんもお気に入りの傘は置き忘れないでくださいね。
夏至は季節の節目
今年の夏至は6月21日。
この日が一年で最も昼が長い日で
冬至とは日照時間がなんと5時間も違うそうです。
毎年のことですが
夏至の翌日から夜が少しずつ長くなっていく———
夏がこれからピークに向かうという時にそう聞いても
ちょっとピンとこない気もしますが、
天体はずっと回っているってことですね。
冬至には全国的な風習があるのに、夏至は地域によるそうです。
京都では夏至には和菓子の水無月(以前この連載で描いたイラストはこちら)、
大阪周辺では夏至にもタコを食べる風習もあるそう(こちらも以前の連載より半夏生の由来)。
今年は暑くても、ハフハフしながらタコ焼きを食べてみようかな。
暑気払い
「暑気払い(しょきばらい)」とは言葉通り、暑い気を払うこと。
二十四節気でいう「夏至から処暑(8月23日頃)まで」が「暑気払い」の時期だそうです。
暑さで体の中にこもった熱を取り除くために
キューリのように体を冷やすと言われる野菜や、
かき氷のように冷たいもの食べたり、
水辺などに行って涼しみましょうね———ということなんですが
なんだか、アナログでいいですよね。
風鈴の音とか、家の前の打ち水とか……
昔は暑い日の涼のとり方のにも風情がありました。
昨今の暑さではエアコンなしではとても暮らせないけれど
風情だけでも取り入れたいなと思います。
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