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#5「更年期世代が気になるシミ、シワ、たるみ」
女性チャンネル♪LaLa TVがお届けする、女性の元気を応援する情報トーク番組『クワバタオハラのゆかいな更年期』。更年期を明るく前向きに考える同番組と連動して、『Go Women Go』でも更年期を乗り切るための様々なヒントを紹介していきます。
第5回目のテーマは、更年期世代の女性たちが悩む、お肌の変化。番組では皮膚科医の平田雅子先生をお迎えして、更年期世代が美肌を手に入れる方法についてお話を伺いました。
更年期世代でも「美肌になるための五か条」
お肌は、いくつになっても一定のサイクルで生まれ変わるもの。その代謝のしくみを「ターンオーバー」といい、年齢を重ねるとターンオーバーの周期が若い頃よりもずっと遅くなります。
でも、だからと言って諦めてはいけません。若い頃とまったく同じ肌とはいかなくても、「正しいお手入れを根気よく続けていれば、更年期世代でも美肌を手に入れることはできます」と、平田先生。「更年期になると皮膚のバリアが弱まって、以前よりも過敏になるため、肌のお手入れをしっかり行わないと肌の不調が出やすくなるのです」と、なによりも「お手入れを継続すること」を重視されています。
輝くような美肌に説得力溢れる平田先生がおすすめする、「美肌になるための五か条」をご紹介しましょう。
ダイエットにしても、エクササイズにしても、何事も「継続すること」が最も難しいところですが、「正しいお手入れの継続」こそが、更年期のお肌の分かれ道になりそうです。
アメリカで広がるプロ・エイジング「年相応でいこう」
アメリカでは、「年相応が美しい」という「プロ・エイジング(Pro-Ageing)」をサポートする動きが緩やかな広がりを見せています。これは「老けないために」という「アンチ・エイジング(Anti-Ageing)」の反意語ですから、「何を言っているのか?」と思われる方も多いでしょう。
数年前まで「美魔女」と呼ばれる人たちが持てはやされたこともある日本では、「少しでも若く見せること」に力を入れるのが美容の主流ですが、多様性を重んじるアメリカでは、美容や外見の美しさに関する考えも多種多様。「美しく年を重ねている人ほど美しい」という考え方を、このトレンドが生まれる前から長年にわたって支持している女性たちも相当数います。
そんな背景がある中で、アメリカの皮膚科医やエステティシャンたちが、肌の自然な進行をサポートすることにフォーカスした「プロ・エイジング(Pro-Ageing)的アプローチ」を謳い出し、「ベストなスキンケアとは予防のひとつ。健康的な生活を送り、自分の皮膚の変化に耳を傾けること」と打ち出したのです。
アンチ・エイジングと、プロ・エイジングの具体的な違いは何?
アンチとプロ・エイジングの最も顕著な違いは、スキンケアのフォーミュラ(法則)です。アンチ・エイジングのスキンケアは、肌の自然な進行(年を重ねて変化していくこと)を止めたり、失ってしまったものを復帰させるアプローチですが、プロ・エイジングのスキンケアは、保湿・水分補給・抗酸化の調整などにより、その年齢の肌をベストに保つ、生活習慣を重視したアプローチです。
この二つのアプローチは、コンセプトにも大きな違いがあります。アンチ・エイジングは体や肌に現れた加齢のサインが見えないように隠したり、取り除くことがコンセプトですが、プロ・エイジングのコンセプトは、加齢のサインを自身が肯定し、それを隠さずにお手入れをすること(ありのままを受け入れること)。社会的なプレッシャーはどの国にもあるので、アメリカで暮らす更年期世代の女性たちにプロ・エイジングが支持される理由は、他の国で暮らす女性たちにも想像しやすいのではないでしょうか。
アンチ・エイジングとプロ・エイジング、どちらを支持するかは、その人次第。自分のスタイルにあったスキンケアを生活に取り入れて、更年期をポジティブに乗り越えましょう。
アメリカで更年期世代に人気の化粧品ブランド
Retrouvé
自信をもって年齢を重ねてもらうことをコンセプトに、あのKiehl’sファミリーが作ったユニセックスな高級スキンケア・ブランド。
MAHALO
古代ポリネシアンの処方を基盤に東西それぞれの癒しと自然科学の知識と技術をミックスした高級自然派スキンケア・ブランド。泥パックなどが特に人気。
PRAI beauty
50代以上の女性たちを無視する広告を打つ美容業界に対抗して作られたスキンケア・ブランド。同ブランドのモデルの最高年齢は75歳、売り上げでアニマル・レスキューを支援。
新・LaLa女性外来『クワバタオハラのゆかいな更年期』
人気芸人・クワバタオハラのお二人が、女性の心と身体をトータルに診る“女性外来”の医師や専門家と共に、明るく楽しくに更年期を乗り切る術を語り合う女性の元気を応援する番組『クワバタオハラのゆかいな更年期』。 番組のMCをつとめるお二人は、それぞれ3人の子供の母であり、45歳という更年期が気になる世代です。
第1回目(#1)「これって更年期?」、第2回目(#2)「乳がんのウソ? ホント!?」、第3回目(#3)「眠れない(前編)」、第4回目(#4)「眠れない(後編)更年期女性たちの多くが抱える症状について取り上げてきました。
第6回目(#6)以降も更年期に伴うさらなる諸症状、頻尿・尿漏れなど泌尿器の不調、動悸・息切れなど循環器の心配など、様々な症状に合わせて専門家のお話を伺いながら、番組に寄せられた視聴者の皆さんからのお悩みにもお応えしていきます。 もう、QOL(生活の質)が下がる我慢は不要です。ウェルエイジングのヒントを一緒に見つけていきましょう!
【#5 】シミ シワ たるみ
12月4日(土)8:00~8:30
12月5日(日)から再放送多数
出演:クワバタオハラ(くわばたりえ、小原正子)、平田雅子(私のクリニック目白)