読者からの相談:50代半ばの夫婦が老後のために今からできることは?
私は53歳、夫は55歳で、子供がいません。子供がいないことの穴埋めなのでしょうか、夫婦合わせた年収は約1000万円ありますが、貯金は1000万円しかありません。どちらかと言うと夫婦揃って浪費家なのだと思います。お金があれば旅行や食事や買い物などに使っていて、子ども食堂や児童施設などへの寄付もいろいろしています。所有している一戸建てや車を含めて大きなローンはありません。でも貯金以外に特に何もしておらず、これでは老後が心配だと思い始めました。私たちのような夫婦が、お金的に安心できる老後を送るためには、まずどういうことから始めたら良いのかアドバイスをください。よろしくお願いします。
やっぱり投資やな
ええなあ。楽しそうや。
浪費家って、いうてるけど、
旅行や食事、買い物なんて、普通の消費やないか。
ブランドもんいっぱい買ったり、競馬やパチンコにつぎ込んでるわけやないやろ。
その上、子ども食堂や、児童施設に寄付したりして、
そんなん、誰でもできるわけやない。
優しい気持ちのご夫婦なんやな。
大きなローンはもうなくて
その上で貯金1000万円やん。
えらいわ。
国は「60歳で2000万円の貯金を」って言うてるけど、そんな基準、みんなが合わせられるわけやない。
暮らし方によっては、2000万円あっても足りひん人もいるやろう。
さて、何からしよか。
やっぱり投資やな。
投資したことないんやったら、積立投資からが良いと思う。
投資はテキトーに始めたらあかん!
貴女は53歳、旦那さんは55歳なんやな。
夫婦共稼ぎやと読んだんやけど、いつまで働けるんやろ?
あと10年くらいは働けるんやろか?
二人合わせて年収1000万円なら、二人で10万円ずつ積立投信することは可能やろか?
それなら月10万円、1年で120万円、10年で1200万円の原資がつぎ込める。
投資信託で運用するから、もちろん上がり下がりはあるやろけど、
かなりの確率で、この1200万円が大きな含み益をもたらすことになるんとちゃうかな。
買い付け手数料がノーロード(0のもの)で、投資信託のランニングコストである信託報酬が、0.1以下のインデックス(S &P500などの“指数”をもとにしたもの)投信がええやろな。
ただ、それが終盤、大きな相場の下げと出会うこともあるねん。
そら、景気の循環やから、その可能性はゼロではない。
そしたら、積み立ててた投資信託は、もろくも半額になったりする。
ここが、めちゃめちゃ大事なとこなんやけど。
めちゃ下がった時、がっくりして売ったらあかんで!!
絶対にあかん!
めちゃ下がった時こそ、大チャンスなんや! 貯金崩して買い足すんや!
それは結構、覚悟のいることやねん。
そやからこそ、積立する投資信託は、自分が「これや!」って思う、
ピカイチの選ぶんやで!!
そやから、投資はテキトーに始めたらあかん!
しっかり学んでな!
しっかり学んでやりなはれ
しっかり学んでする投資は、めちゃ楽しいねん。
自己肯定感が上がるねん。
そやなあ、そうなったら投資は、
生涯の趣味であり、
生涯の友であり、
生涯の副業でもあるわな。
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